
ハンドボールにおいて1対1で相手をかわすフェイントは、攻撃を成功させるための非常に重要な技術です。以下に、主要なフェイントの種類を一覧化し、それぞれに関連する重要な筋力について解説します。
フェイント時の基本動作
DFの間を突破しシュートチャンスにつなげるフェイントは、相手の重心を崩し、次の動作を予測させないことが成功の鍵です。基本的には、素早い動作の切り替えと正確な重心移動が求められます。これを実現するためには、下半身と上半身を連動させる動きが重要です。
使用する下半身の主な筋肉
フェイント時には下半身の強力なサポートが必要です。以下の筋肉が主に使われます
大腿四頭筋: 素早い方向転換やジャンプ動作をサポートします。
ハムストリングス: スピードの切り替えや急停止時に使用されます。
内転筋群: サイドステップ時に内側への動きをサポートします。
腓腹筋・ヒラメ筋(ふくらはぎ): 爆発的な加速力を生み出します。
使用する上半身の主な筋肉
フェイントでは上半身の動きも相手を惑わせるために非常に重要です。以下の筋肉が主に使われます
腹斜筋: 体をひねる動きや重心の移動をサポートします。
広背筋: ボールを保持しながらの動作を安定させます。
三角筋: 上半身全体の動きを滑らかにします。
僧帽筋: 上半身のバランスを保ちながら正確な動作を可能にします。
主なフェイントの種類
ハンドボールにおけるフェイントにはいくつかの種類があります。それぞれに特徴があり、使いどころを理解することが重要です。以下に、主なフェイントを紹介します。
サイドステップフェイント(インフェイント)
サイドステップフェイントは、左右に素早く動いて相手の重心を崩す技術です。利き手側にDFをかわすときに使うことが多い、最も主流なフェイントです。主に内転筋群や大腿四頭筋が関与し、スムーズな方向転換を可能にします。このフェイントを磨くためには、ラテラルランジやサイドステップドリルが効果的です。
クロスステップフェイント(アウトフェイント)
クロスステップフェイントは、相手の前に足をクロスさせて進行方向を変える動きです。この動きでは、腸腰筋とハムストリングスが重要な役割を果たします。効果的なトレーニングには、クロスステップの反復練習や軽い負荷をかけたステップ練習が含まれます。
ボディフェイント
ボディフェイントは、上半身の動きで相手を惑わせる技術です。腹斜筋や広背筋の強化が重要で、体幹を使ってリアルな動きを演出します。メディシンボールを用いたトルソーツイストなどの体幹トレーニングが推奨されます。
スピンフェイント
スピンフェイントは、体を回転させながら相手をかわす高度な技術です。脊柱起立筋と腹筋群が動作を安定させ、スムーズな回転を可能にします。ローテーション系のトレーニングやバランストレーニングが有効です。
ジャンプドリブルフェイント(ジャンドリ)
ジャンプドリブルフェイントは、ジャンプシュートを打つと見せかけてブロックするために跳んだ相手を見てドリブルに切り替えて突破する技術です。大腿四頭筋とハムストリングス、そして体幹の強化が必要です。プライオメトリックトレーニングがこの動きに特に効果を発揮します。
パスフェイク
パスフェイクは、パスを出すと見せかけて相手を惑わせる技術です。肩周辺の筋肉(三角筋・僧帽筋)と前腕筋群がこの動作を支えます。軽いダンベルを用いた腕のトレーニングが効果的です。
伸ばしたい分野のトレーニングを継続的に行いましょう
今回はフェイントにフォーカスした内容をお伝えしましたが、それぞれのプレーを向上するためには最適なトレーニングを行うことが大切です。
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